Archive for 15 November 2007

15 November

なんとか一晩もちこたえて……

くらちゃん食滞2日目の朝。
飼育書によると、食滞が1〜2日続くと落鳥とのこと。
獣医さんの言っていたことと同じです。
一晩中看病し(と言っても見ているだけなのですが……)
朝、祈るような思いでそのうの様子を見てみる。

……あまり大きさが変わってない……

でも、まだ便は出ている。
昨夜のお注射が効いているのでしょうか。
お腹がすいているらしく キュキュキュッ とおおいに
ねだり声をあげるのを聞いていたたまれない気持ちになる。
ごめんね……ひもじい思いさせてごめんね……
そのうが小さくなるまで何も薬も何も与えないように、と
言われていたので朝の投薬は控えることに。

11:40 そのうに少ししわができてたるんできている。
少しは消化がすすんでいるのだろうか。
もう半日以上何もあたえていない。
くらちゃんは水しかのんでいない。
また注射をしてもらえば……でも今日は休診日だ。
「ひもじい思いで死なせるよりは」と覚悟を決め、
フォーミュラー水にビタミン剤を混ぜた流動食を0.5cc与える。
くらちゃんは「まちかねてました!」とばかりに
シリンジにくらいつき、シリンジごと飲み込もうとする。
まだまだ物足りない!とばかりに口を開いてねだるも、
「多くても一回につき0.5ccまで」
という先生の言葉を遵守する。

食後、大きなフンをする。
食べてフンをするうちはまだ大丈夫なのか……

12:50 2回目の流動食0.5cc。
気のせいだろうか、そのうがだいぶ小さくなってきたような気がする。
もしかして流動食とビタミン剤が刺激になって
少し胃に流れていってくれたのか……
でも素人判断はできない。
一応動物病院の留守電に生存報告も兼ねてメッセージを残しておく。
フンはしない。心配だ……

14:50 3回目の流動食0.5cc。投薬。
よくよく観察してみるとそのうがあまり小さくなっていないような気がする。
あまりにねだられるのと、ついには小さなプラケースの中で
羽ばたいて天井に頭を打ち付けながらキュッキュキュッと暴れ出したので
不憫になって、念のため長めに時間をおいてから給餌。

16:50 4回目の流動食0.5cc。
このまま昆虫用のプラケースで一生を終えさせるには
あまりに不憫なので、獣医さんから許可はおりていないけれど
とまり木つきの二周り程大きいハムスターケージに移す。
くらちゃん、最初はとまどっていたけれど5分もしない内に慣れた様子。
差し餌後、そのうを泳ぐムキエサは
心無しか量が減ってきたようにも見えるが、
なにしろ朝の給餌からフンをしてくれない。
つまり、そのうから未だに昨日の差し餌が落ちていっていないことになる。
腐敗の進行度が心配でたまらない。
ただ、水分だけはなんとか減っている模様。

5時頃、動物病院の先生から連絡が入る。
休診日なのに申し訳ありません。ありがとうございます。
差し餌はそのうの様子をみながら、とのこと。

19:10 投薬。

19:50 5回目の流動食0.5cc。
小さなフンを3つしてくれていた。
フンをしてくれるということは少しは消化が進んでいると思う。
シリンジをまるっと飲み込む程食欲は旺盛。
おなかいっぱい食べさせてあげれなくてごめんね……


今日はくらちゃんの血色がよかった。
(足の色と縞模様のクチバシの色で判断している)
昨晩はかなり白っぽくてこれまでか、と思ったのですが……
今日一日の元気の良さが怖い。
鳥さんは死の直前にわかに元気になるからです。
にわか元気でないと、そう祈りたい。今は祈るしかない。
くらちゃん、頑張ろうね。
20:11:39 | shomon | No comments |