Complete text -- "ハチ・ブドウ球菌で重篤"

24 January

ハチ・ブドウ球菌で重篤


昨年の11月にわが家の一員となった「ハチ」です。
愛称は「はちのこ」といいます。
このハチ 今まで実に健康的な生活を送っていたのですが、
ブドウ球菌による胃腸炎がたった一日で重篤化し
「今夜が峠」と言われるまでになってしまいました。

23日の明け方から嘔吐を繰り返していたのですが、
吐瀉物の中に異物(足の指を開くための固いスポンジ)が
見られたために「異物を吐き出すために吐いてるんだなぁ」
と決め込んでしまいました。

23日朝はまったく食欲がない様子でしたが、
犬たちにまとわりつかれても元気だったので
一日様子を見てみようと思いました。
今から思うと、この時点で病院に連れて行ってれば……
と後悔しきりです。

23日夜、この日は嘔吐の痕跡がそこかしこに見られ
食欲もまったく回復していませんでした。
水を飲んでも吐いてしまうので、
ここで「病院に連れていこうかな」と思ったのですが
時間が時間だったために明日の朝まで見送ることに。
後に大反省することになりました。

24日未明、一緒に就寝していたハチがふとんから飛び出し
激しい嘔吐を繰り返すように。
23日の時点では透明だった吐瀉物が
黄緑(胃液の色)になってきて、異物もまったくないことから
いよいよこれは通常の範囲外だということになり
朝イチで近所の動物病院へ行くことにしました。

24日午前9時。
動物病院にて検便。体温38.5分で低め。
(子猫の体温は39度くらい)
便中にブドウ球菌が大量に見られるとのことで
細菌性胃腸炎との診断。
念のためレントゲンで異物がつまっていないかを診てもらいました。
脱水症状(皮をつまむと皮膚がもとの位置に戻りにくい)が
みられたために皮下点滴をしていただく。
一日絶飲食だったために、低血糖の心配もあるとのこと。
保温をこころがけるように、と言われて
抗生物質と胃腸薬をいただいて帰宅。
毛布でくるむ程度の保温を続けていましたが、
この甘い保温に後々大反省することに。

24日午前11時半 投薬

24日午後4時半 投薬

24日午後5時。
相変わらず絶飲食の状態が続く。
耳の付け根が ヒヤリ と異様に冷たく感じ、
あわてて体温計で直腸検温してみると

36.9℃

と見たこともない温度が表示されました。
保温が甘かった……と猛反省。いや、でもこんなに体温が下がるなんて
もしかして低血糖をおこしてしまったのでは?と思い
急いで病院に駆け込みました。
病院に行く道すがら、私の洋服の中にすっぽり入れていたせいか
病院につくころには体温は38度台まで回復。
病院で練乳を薄めたものを経口投与後、注射をしてもらいました。
「ブドウ球菌による胃腸炎はあっという間に悪化しますから、
今夜はしっかり様子を見ていてあげてください」
と言われ、緊急用の連絡先を教えていただく。

23日夜
ハチはいよいよぐったりしてきて自力では立ち上がれない程になってしまう。
最初はただの吐き気、と甘く見ていました。
たった一日放置しただけでここまで悪化するなんて……
猫は丈夫だし、よく吐くから……と楽観視していました。
もう十数年猫を飼って、見続けてきた過信から
「初心」を忘れていました。

「様子がおかしいと思ったら病院で診察してもらいましょう」

まる一日様子を見ていた。見ていただけだった。
「おかしいけど、明日まで大丈夫でしょ」
と経験による過信から決めつけてしまった。
もし今晩ハチの容態が急変したら悔やんでも悔やみきれない。

具合がよくなってくるとぐっすり眠るそうなのですが、
うつらうつらと朦朧としているといった様子。
一時間おきに薄めたポカリを2ccずつ強制的に飲ませて
ホッカイロ付きの毛布をそばにおいて一晩様子を見ることに。

00:00:00 | shomon | |
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